吉野敏明先生提唱の4毒抜き
なぜ「小麦」「植物油」「乳製品」「甘いもの」は「四毒」なのか
1.小麦
グルテンは体内の癌細胞を攻撃してくれるTNFα(腫瘍壊死因子)を撹乱させ、自らの身体の他の部分を攻撃してしまう
その結果、花粉症、アトピー、リウマチ、てんかん、統合失調症、パーキンソン病、アルツハイマー、クローン病、線維筋痛症などを引き起こす
さらに本来攻撃すべき癌細胞を攻撃しないので癌にも罹りやすくなる
日本人は小麦を食べている歴史が浅く、約8割がグルテン不耐症と言われているので、このような疾患に陥りやすい
→花粉症、アレルギー他、自己免疫疾患の原因は小麦
2.植物油
人間は必須脂肪酸(αリノレン酸・リノール酸・アラキドン酸)を必ず摂取しなければならないが、加工食品と精製油脂で溢れた現代人は油を摂りすぎている
この過剰な植物油が体内で変化したアルデヒドが血管内皮細胞を壊し、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を増やしたり、神経疾患(腰痛、メニエール病、嗅覚障害・味覚障害など)を引き起こす
また、植物油の摂り過ぎは全身にシミを作り、体臭や口臭も強くなる
これは植物油が分解される際のケトン体を排泄しようとする体の働きのため
→神経系の病気の原因は植物油
→シミ、体臭の原因は植物油
3.乳製品
乳製品に含まれるアラキドン酸を大人が摂りすぎると、過剰なアレルギー反応が起こる
同じくカゼインやホエイといったタンパク質を摂りすぎると発がん性を引き起こし、エストロゲンの過剰摂取は乳がん、子宮頸がん、卵巣がん、前立腺がんを誘発する
また乳製品には本来赤ちゃんを成長させるためのIGF(インスリン様成長因子)が含まれ、これを大人が摂ると発がん性が出る
また、牛乳を飲めば飲むほど骨のカルシウムが排出されるため、骨粗しょう症のリスクが高まるという研究結果は世界中に存在しており、乳業の利権団体がこれを必死に否定している
→乳がん・生殖器の癌の原因は乳製品
→骨粗しょう症の原因は乳製品
4.甘いもの
甘いものは虫歯や肥満、糖尿病を引き起こすだけでなく、食べすぎると体内で糖分がタンパク質と結合してAEGs(終末糖化産物)が生成され、AEGsが全身のあらゆる細胞や臓器を糖化させ、老化や病気を促進する
糖化による主な病気は動脈硬化、血栓、腎機能障害、骨粗しょう症、ドライアイ、白内障、網膜症など
また甘いものを常食していると血糖値の乱高下が常態化し、自律神経のバランスが乱れたり、腸内環境が悪化したり、メンタルが不安定になる
→血管・自律神経・メンタルの病気の原因は甘いもの
→生理痛・生理不順の原因は甘いもの
これら四毒は脳の前頭前野にある快楽報酬系を刺激するため依存性が高く、辞めるには欲望に打ち克つ強い意志と高い意識が必要なため、習慣化すると離脱が非常に困難
この四つ全てを一度に摂取してしまう物が、菓子パン、ケーキ、クッキー、スウィーツ類、糖度を人工的に増した果物などの、「食事目的ではなく快楽目的で」人が食べるように人工的に製造された、本来無くても良いもの
現代人はこれら依存性の高い有害物質の誘惑に日常的に晒され続ける環境に置かれており、健康な身体を維持するためには、正しい知識と強い意識を持って、これら四毒を避ける努力が必要
(齋藤新緑さん作成 2025年1月16日)